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アラビア語の法則
サフラン
アラビア語で「サフラン」はザアファラーン za‘farān(un) زعفران 。
サフランとザアファラーン、似ていますね。
それもそのはず。サフランの語源は、このアラビア語のザアファラーンだからです。
モロッコでは、南西部のタルーダント県タリウィン周辺がサフランの産地。
しかし、サフランは高価なため、一般家庭では黄色の合成着色料で代用しています。
単にザアファラーンと言えば、この合成着色料。
本物のサフランはザアファラーン・フッル za‘farān(un) ḥurr(un) زعفران حر 。
イエメン・サナア旧市街のスパイス屋さんで買物中、ふとサフランのことを思いつきました。もし安いのなら買いたい。
「ザアファラーンはありますか?」
「ありますよ」と言って出してくれたのは、サフランではなくベニバナ。
「これはウスフル(ベニバナ)ではないですか」
「イエメンでは、ベニバナのことをザアファラーンと言うんですよ」
そのときは信じなかったのですが、後日、スパイス屋さんの話は本当であったことを知りました。
エジプトでも、ベニバナのことをザアファラーンと言うそうです。
サフラン(東京都薬用植物園にて)
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