(1)明礬(shebba)とハルマラ(ḥalmel
:学名Peganum
harmala L.)を小さなハンカチまたは布切れで包み、赤ちゃんの左胸に安全ピンで留めます。赤ちゃんが使う枕(kheddāya/wsāda)の中にも入れておきます。これは邪視除けで、誰もがやります。
(2)へその緒(ṣeṛṛa)を、昔は紐と一緒に撚り合わせて赤ちゃんの足首につけましたが、今は小さな袋に入れて右胸につけます。赤ちゃんの枕の中に入れる人もいます。これも邪視除けで、誰もがやります。
(3)「ファーティマの手」は、ペンダントにしたり、赤ちゃんの髪につけたりします。ビーズや宝貝などを黒い紐に通したものはペンダントです。これらも邪視除けです。
(4)護符(コーランの一節が書かれた紙片:ḥjāb)を銅(邪視除けになる)のペンダントヘッドの中に入れ、赤ちゃんの首にかけます。赤ちゃんの枕の中にも護符を入れます。 |