アラビア語の法則

 

 

 

寒い日

 

モロッコ

暦の上での冬(shtā / shetwa)は、12月21日から3月20日。うち酷寒の40日間(12月24日~2月2日)のことは l-lyāli と言います。

「今日は寒い(l-ḥāl bāred l-yom)」

「(天気または病気のせいで)私は寒い/寒気がする(jā-ni l-berd)」

「私は寒くて凍え死にしそうだ(ka-nmūt be-l-berd)」

「寒さで手(原義は指)がかじかんでいる(ṣeb‘ān-i jāmdīn be-l-berd)」

 

☆ ☆ ☆

 

内陸のフェスは、海岸部のラバトやカサブランカと比べ、夏は暑く冬は寒いのですが、病気は少ないというのです。フェスの人から初めてそう聞いたときは、冗談か負け惜しみかと思いましたが、それは本当でした。

ラバトに住んでいたとき、私は冬中、風邪を引きっぱなしでした。そんな私がフェスではほとんど風邪を引かなかったのです。たまにラバトに出かけると、鼻をぐじゅぐじゅさせたり咳をしている人が沢山いて、「フェスは健康的だ」という言葉を実感したものです。

 ところで、モロッコで教わった、夜の暖かい過ごし方を伝授しましょう。といっても、単にふとんのかけ方を変えるだけです。毛布を一番下にしてかけてください。そうするだけで1枚分ぐらい暖かさが違います。(毛布にカバーはしないでくださいね。意味がなくなりますから)