言葉を忘れてしまい、思い出せそうで思い出せないとき、日本語では「喉まで出かかっている」と言いますが、アラビア語シリア方言では「舌の先にある(‘ala
rās lsān-i)」と表現します。
言葉が出てこないのは、悪魔(shēṭān)が邪魔をしているから。頭の中にいる悪魔を追い出すために、「神の御名において(bэ-sm
эlla(h))」、あるいは「神様が預言者に祝福を与えますように(’allāhumma
ṣalli
‘a n-nabī)」、「悪魔が呪われますように(yэl‘an
sh-shēṭān)」と唱えます。 |