赤ちゃんが4、5ヶ月になるまで、足先は残して、身体を白い布(kheṛqa)でぐるぐる巻きにします。ミイラみたいな感じです。それから刺繍を施した白い布(iẓāṛ
meṭṛūz)で包みます。(おくるみですね)
なぜぐるぐる巻きにするのか聞いたら、まっすぐな足にするためだとか、股関節の脱臼を防ぐため、という答えが返ってきました。はたして股関節の脱臼予防に効果があるのかどうかはわかりませんが、モロッコ人の脚は確かにすらりとしていて長いです。
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日本でも、昔は赤ちゃんをぐるぐる巻きにしていたそうです。(知りませんでした)
その理由がおもしろいです。
正高信男『育児と日本人』、岩波書店、156ページ |