アラビア語の法則

  

 

 

「神様が…」

 

フスハー

A-神様がお望みであれば。

’in shā’a llā(hu).

 أ  – إِنْ شَاءَ ٱللهُ.

B-神様が望まれたこと。

shā’a llā(hu).

ب – مَا شَاءَ ٱللهُ.

C-神は偉大なり。

allāhu ’akbaru.

ج – اَللهُ أَكْبَرُ.

A)

未来のことについて語るときにつけ加える言葉です。未来は神の領域。人間がやると決心しても、それが実現するかどうかは神様の御心次第。

「何事にも『私は明日それをする』などと言ってはならない、『神様がお望みであれば』と言うことなしには」(コーラン18章23-24節)。
(B)

何かすばらしいことを見たり聞いたりして感動したときに使われる表現。美しい風景や作品を見たとき、出産のお祝いを述べるとき、子供をほめるとき、子沢山であることと聞いたとき等に、「まあ、すばらしい!」「まあ、すてき!」「まあ、すごい!」「まあ、そんなに!」。

C)

アザーン(1日5回の礼拝の前にモスクから流れる礼拝への呼びかけ)の冒頭、礼拝の各動作のはじめに必ず唱えられます。また、断食明けの祭(イードの礼拝まで)や犠牲祭、訃報に接したとき等の他、さまざまな機会に唱えられます。

إِنْ (’in)「もし」。

شَاءَ (shā’a)動詞完了形「彼は望んだ」。

أَكْبَرُ (’akbaru)「最大の、最も偉大な」。