この句をバスマラといいます。コーラン全114章のうち9章以外は、このバスマラで始まります。本や手紙の冒頭にもよく見られます。
神の加護と祝福を願う言葉で、食事や旅行等の他、重要な行為を始めるときに唱えられますが、口頭で言うときはたいてい後半部を省略します。
上にあるように、バスマラでは
اِسْمٌ
「名前」の語頭の ا
を書きませんが、略式バスマラのときは書くのが原則です(A)。原則というのは、文法書には書くと明記されているにもかかわらず、書かれていない例がよく見られるからです。
(B)は「称讃は神様のものである」という意味です。食べ終わったときに、神様に感謝して唱えます。
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